
FAT植毛法の開発開発者ー アジズ・アクソズ医師より
科学技術の発展が目覚ましいスピードで進む21世紀は、同時に情報が氾濫し、真に価値ある知識を見極めることが難しい時代でもあります。そんな中で、確かな安全性を保証するものは、常に「経験」と「知識」に他なりません。
私は2006年、イスタンブール大学 医学検査学部を卒業後、生化学・臨床微生物学・医療遺伝学の分野で数年にわたる研究活動に従事してきました。研究・開発・医学的分析に必要な専門的知識をこの期間に培ったことは、私のキャリアにおける大きな成果です。
その後も科学的探究心は衰えることなく、常に最新の知識を追い求め、大規模病院の研究所設立にも携わるまでに至りました。
このような研究活動のなかで出会ったのが「植毛」という分野です。この分野の奥深さに触れるたびに情熱が高まり、やがて「一生をかけて取り組むべき仕事」だと確信するようになりました。
私はこれまでに、Esteworld美容外科病院で4年、Estetik Internationalで7年、そしてVialife Clinicでの5年、計16年にわたり植毛専門医としてキャリアを積み重ねてきました。これまでに手がけた植毛症例は5,500件以上にのぼります。
また、長年の経験と遺伝学の知識を融合させることで、
- 毛髪の健康や密度を高める技術
- くせ毛・縮毛への対応技術
- 幹細胞を用いた再生型植毛「FAT植毛法」
- つむじ部に適した風車型高度植毛技術
などの新技術を開発し、火傷など深刻な症状を抱える患者にも高品質な治療を提供できるよう努めてまいりました。
また、私は優れた植毛専門医は「後進にとっての良き教育者」であるべきだと考えており、若手技術者の育成にも積極的に取り組んでいます。これまでに120名以上のスペシャリストを育て上げ、彼らはトルコ国内各地で活躍しています。
臨床活動に加え、研究者としての活動も続けており、2018年には下記の論文を執筆しました:
「1030件の初回毛髪移植症例の調査と分析:回顧的研究」
(Investigation and analysis of 1030 primary hair transplantation cases: a retrospective study)
掲載誌:European Journal of Plastic Surgery(欧州形成外科ジャーナル)
1030件の植毛症例の結果を報告した本論文では、移植毛の生着率の高さ、長期的に見た毛髪密度が平均を大きく上回っていること、そして合併症の発症率が極めて低いことが明らかになり、科学界からも高い評価を得ています。
当論文にご興味のある方は、以下をクリックしてご覧ください。

もう一つのハッピーエンドの後

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